京都 店舗設計・施工、デザイン:イワキスタイル

お客様の声

放課後デイサービスこだま

2019.01.17

2018年10月1日に「放課後等デイサービスこだま」が京都の西京区に開業いたしました。

今回弊社ではじめて放課後等デイサービス(児童福祉施設)の設計・施工に携わらせていただきました。

この度は代表取締役の白杉陽子様にお会いする機会がございましたので、担当との設計・施工におけるアレコレや今後の展望等をお伺いして参りました。

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-はじめに今回デイサービスを開業された経緯をお伺いしたいと思います。

この業界に結構長い間身を置いていまして、17年ほどでしょうか。

ひとつの会社に取締役としてずっと勤めていたのですが、この度独立というと言う道を選びました。

ひとつの会社で17年間やり続けていると当然経営の部分にも携わっており、それなりに経験や実績も積んでいるつもりなので、じゃあ自分でやってみようと。

-17年前この業界に入られたきっかけ、あるいは理由は?

17年前って言えば介護保険が始まって間もない頃でした。

元々高齢者介護をやっていたんですが、平成15年の障害者支援費制度の導入に伴って障害の方に足を踏み入れました。

そこから両方の支援をさせていただくことになったんですが、高齢者が65歳以上なのに対して、障害者は高齢者に限らず、小さい子供もいます。

加えて先天性の障害もあれば後天的なものもあって非常に奥が深く、当時私自身少しの知識はあっても初心者で、そこにこの仕事の面白さを感じました。

その方が障害とどう向き合っている、どう生きていく、どう付き合っていくといった生き様を見た時にやりがいを感じ、どっぷりこの世界に浸かって今に至る、っていうところでしょうか。

自分の息子も障害を持って生まれてきたので、それもあって児童福祉に対して自分が納得するまで突き詰めたいと思いました。

支援者の立場、親の立場、両方の立場で見られるのもあって、今に至るまでこの仕事を続けられているのかなと思います。

-ありがとうございます。

今回ご紹介で弊社にご依頼いただきましたが、その辺りの経緯を改めてお伺いできれば。

一言で言えばママ友の紹介ですね(笑

実はこういったデイサービスの開業にあたって、いわゆる行政と協議して箱モノを作るのってすごく難しいんです。

京都市で定められた条例、バリアフリーの条例、建築審査課を通す上で用途変更が必要になるので、専門的に全部クリアにしていかないといけません。

そこで今回どうしようってなった時に、ママ友がじゃあ私の知り合いの岩城さんにって事で紹介してくれました。

例えばこういう施設にはスロープが対象者の来る来ないに関わらず必要になってきて、こういった事逐一相談に乗っていただいて…というか全部やってくださいました(笑



-デイサービスの設計施工はやったことありますし、バリアフリーなんかは規模が大きくなってくると一般の店舗さんでも必要になってくるので弊社の経験値も活きたのかなと思います。

あとはオーナー様とどれだけお話進めていけるかが非常に重要な部分になってきますが、岩城からのご提案はいかがでしたか。

正直もう本当にお任せって感じではありました(笑

レイアウトに関してはほとんどお任せ状態で、とにかくオシャレにしてとだけ言った記憶があります(笑

でも色使いなんかは注意しないといけなくて、たくさんの色があるとウチに来られるようなお子さん達には情報量が多すぎて集中出来なくなってしまいます。

だからシンプルかつオシャレに、なんて凄い無茶な注文をしたと思います(笑

-その無茶な注文に岩城は応えられましたか?(笑

全く問題ないです、本当に感謝してます(笑

凄くキレイで、来て下さる方にも過ごしやすい空間になっていると思います。



-ありがとうございます。

色使いの部分以外で、その他気をつけるべき点としてのご要望はございましたか。

繰り返しになりますが、やっぱり一番はバリアフリーはじめ条例の部分ですね。

そこが通るか通らないかで指定が下りるか下りないかって話になってきてしまいます。

他にも消防も重要な部分になってくるので、現地確認に来られるからそれ専用に図面を書いていただきましたし。

そういった所ですごくお世話になりました。

工事の最中も私自身そこまで数多く来ることが出来なかったので、ほとんどお任せする形になってしまいましたね。

今のところ一番挙がってくる声としては、看板が凄くキレイって言っていただけます。

-たしか看板は元々あったホームページのデザインを踏襲する感じで作ったものですよね。

そうです、そうです。

ホームページのデザイン自体もデザイナーさんに依頼して作ったもので、前職でも同じ様な方法でホームページを作りました。

サービスやお子さんたちと向き合うことの心持ち自体は実は前とそんなに変わらないです。

ただ経営面で自分に掛かってくるプレッシャーの大きさが全然違っているだけで。

あとは経営を軌道に乗せていくことですね。



-今来られている児童さんの数は?

定員10名に対して現時点では7名様です。

まだ始めて1ヶ月ですが半分以上埋まってはいます。

来年4月から新しく小学1年生として来られる予定の児童さん入れるともう定員ですね。

-素晴らしいですね。

それは前職の影響もあって多くの児童さんが来られている?

もちろん経験者であるといった影響もありますが、私も障害を持った子供を育てている一人の母親であり、そういった部分に共感いただいて自分の子供を預けて下さる親御さんも多いです。

-今後の展望は?

まず私達にできることは何だろう?って考えると、ここを巣立った児童さんたちが将来は働き手として社会にでること、就労っていう部分でお手伝いができればとは思っています。

現在も数名おりますが、我々もひとつ雇用先として受け入れ先のひとつになれるような事業展開をしていければと考えています。

その受け入れ先は、うちが福祉とは全然関係のない事業を行って、そこで働き手として来てもらえるような。

ただ、あくまで我々も選択肢の中の一つでしかないので、全然違った道を選びたい人に対する窓口としての役割も持てればと思います。

-なるほど、今後新たな事業展開を構想しておられるんですね。

単純に施設数を増やす、ということもその構想に含んでおられる?

そうですね、以前は下京区でやっていたんですけど、ありがたいことにそこのお母さんたちからもし新しく施設を作るならぜひこっちで!ってお声は頂戴しています。

その辺りはまだ決めかねていますが、児童たちやお母さんたちからのご要望に応じて柔軟に対応できればとは思っています。



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komorebino

2018.12.03

2015年10月10日、四条高倉にて1店舗目であるフレンチレストラン「RESTAURANT hidamarino」オープン。

そして2017年10月6日、姉妹店として2店舗目のナチュラルワインバー「komorebino natural wine bar」が京都・祇園にオープンいたしました。

両店舗とも弊社でお手伝いさせていただいたのですがその関わり方には少し違いがあり、その違いの理由、また内装のこだり等をソムリエの山本彰一様にお話お伺いしてまいりました。

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-では最初にこの「komorebino」を開かれるまでの経緯を簡単にお伺いしたいと思います。

パリに行ったのがきっかけで。そこで入ったナチュール系のお店の雰囲気が凄く良くて。

なので一店舗目のhidamarinoとは違ってナチュール系に特化したワインバーをやってみても面白いんじゃないか、という事で計画はスタートしました。

京都でも探せばありますが、ナチュール系のワインを表立って謳っているお店も少なかったのが大きかったかなと思います。

専門であることを謳えば、本当に好きな人達が集まってくるので。

-前店は外観一部の施工をIWAKI STYLEにご依頼いただきましたが、今回2店目のkomorebinoは一からご依頼いただきました。なぜ今回は全てお任せいただいたのでしょう。

1店舗目の時もそうですが、メンテナンスも含めて考えると京都で身近なところがいいな、と思ってネットで施工会社を探していました。

前回は、内装が終わってからテナントビルの入り口のみお願いすることになりましたが、当時のデザインに関する相談の時にも共感してもらえていると感じました。その時に出来上がったものを見た時に納得のいくものが多かったし、その後のアフターなんかもあって安心感がありました。じゃあ今回は全てお願いしようかなと。

-ありがとうございます。

こうやって再度お声掛けいただけたのですが、はじめ佐久間(担当デザイナー)に内装やコンセプトに関してどのようにご相談いただきましたか?

結果、カタチになっている通りですね。

最初に私からお伝えしたイメージは、祇園って言うとギラギラした印象を受けなくもないですがそういった感じではなく、扉を開けるとオアシスとでも言いますか、「夜空の下、ぶどう農園を臨むテラス」っていう風にお伝えしたかと思います。

ホントそれぐらいの伝え方しかしなかったんですが、実際にお店に来ていただけると、そのニュアンスがご理解頂けるかと思います。

店名がkomorebino(木漏れ日)なんで、月明かりの木漏れ日ってニュアンスも含まれていますから、夜のぶどうの葉っぱの間から溢れるような木漏れ日なんかも上手く表現してもらいました。

余談ですがオープンしてしばらく経ってから別のお店のオーナーの方に、こんな感じのお店を東京でやりたい、なんて声も掛けていただきましたね。



-そうですか。

来られるお客さんの層はどんな方が多いですか?

祇園で夜遊びの「ザ・社長」みたいな方はそこまで多くなく、結構幅広いです。

ただ共通して言えるのはナチュールワイン好きの方です。

ワインのブランド志向な方はあまり来られず、アンテナ鋭いような方のほうが多いかなと思います。

あと最近は海外のお客さんも多いですね。

ニューヨーク、カリフォルニア、アイルランド、パリ、ロンドン…挙げればキリがないですが、日に3~4組は来られているかなと思います。

インスタを見て来てくださっている方も多いみたいですね。

-そうなんですね。

長い滞在だと複数回来られる方とかもいらっしゃるのでは?

おとといまで4日間、新婚旅行で来られていたパリのカップルのお客さん、4日間連続で来られましたね。

-それは嬉しいですね。

メチャメチャ嬉しいです。気に入ってもらえて。

ここでボージョレーヌーヴォーの解禁も一緒にやりました。

他にも京都に来られる際は絶対来て下さるアイルランドの常連さんが昨日お越しになられて、去年12月に来られた際は8日間ほぼ毎日来て下さりました

-山本様は英語がご堪能?

いえ、全然です(笑

でも慣れの部分もあって、よくある「どこから来た?」「何日滞在?」「京都でどこに行く?」ぐらいのコミュニケーションは取れるようになりました。

でも英語はもうちょっと勉強したいですね。

-ご来店されるお客さんと、さっきお話いただいた内装のコンセプトのお話もされますか?

結構しますね。

ある意味ちょっと異質な雰囲気のお店なんで「ちょっと変わってますね」とか「雰囲気いいですね」ってお声掛けいただくこと多いですし、時々ちょっと鋭いお客さんだと「外のテラスにいるみたい」って言われます。

-それは、うれしいですね。ありがとうございます。

細かい仕上げだと壁の和紙(壁面の仕上げ材として手漉きの和紙を使用)なんかは佐久間からの提案だったと思いますが、それをはじめて聞いた時、または出来上がった時の感想などございますか?

佐久間さんの仕事はシェフも含めて前店の時でもう分かっているつもりですので、安心してお任せしたし、逆に楽しみでしたね。

実際出来上がったものを見たときも、凄く雰囲気良いなって思いました。

和紙だから出ているウチの柔らかさとか上手に表現してもらってて、これが例えばコンクリートの打ちっぱなしや普通の塗装だったらこうはならなかったんだろうなと思います。





-ありがとうございます。工事期間中に何か苦労した点はございましたか?

いえいえ、最終の仕様や商品選びに関しては、細かくお話していったんで、逆に佐久間さんが大変だったんじゃないですか?(笑

(佐久間)いえいえ、とんでもございません。本当にいいお店ができて良かったです。

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komorebino 様は、IWAKI STYLEに対してお店作りの挑戦を寛容に、そして面白がる心を以て受け入れていただいたと思います。

それは、特別コンセプチュアルな内装イメージへのアプローチであったり、それを具現化する造作物、内装材や照明機器すべてに於いて向かい合った挑戦は、現在、そして未来のIWAKI STYLEのデザインの深い部分での自信へつながっています。

ぶどうの蔵 vinfin

2018.11.17

京都祇園の地で永く営まれているワインバー「ぶどうの蔵 vinfin」は、2015年6月に今の地に移転されました。

IWAKI STYLEではその際に施工を担当させていただいたのですが、あれから3年経った2018年、オーナーの今村竜輔様にお話をお伺いして参りました。

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-移転されるとのことでお声掛けいただきましたが、はじめにその辺りの経緯をお伺いしたいと思います。

お店自体は20年ほど続けており、以前のお店(祇園縄手通り沿いのビル2F)では、店主として12~3年ほどやらせてもらったでしょうか。

建物自体がかなり老朽化していて、オーナーさんがもう取り壊したいと言うことで移転することにしました。

ポジティブに表現すれば建物の老朽化に伴って新しい物件探していたら景色のいい所見つけた。ネガティブに言えばオーナーさんに追い出された、でしょうか(笑

-せっかく固定のお客さんもついていた所で引っ越しとなると大変だったのでは?

そうですね。

800m離れてもお客さんのリターンが減るなんてデータもあるようですが、そんな事言いだしても仕方がないので。

20年近く使い続けた什器もたくさんあってほとんどこっちに持ってきましたが。

ワインセラーの動力なんかはかなりダメージを受けていたと思います。

これは移転に伴って新しいものにしましたが、今年(2018は酷暑なんて言葉が生まれました)の夏はかなり暑かったので、以前の動力で乗り切れたか?と考えると、結果的には移転して良かったのかな、と今は思っています。

一番大事な材料に被害が無くて良かった、と前向きに捉えようかなと思います。

-なるほど、そうですね。

IWAKI STYLEにお声掛け頂いた経緯は?

きっかけは厨房機器のメーカーさんのご紹介ですが、もう1社別のところにも声は掛けていました。

決め手はなんだろうな。

色々あるのですが、担当の佐久間くんの存在は大きかったと思いますね。

彼のセンスは嫌いじゃなかったし、もう1社の担当さんと比べてどっちにものづくりをお願いしたいか?って考えたら佐久間くんだなって。

佐久間くんは予算オーバーした見積り金額だったけど、もう1社さんは予算内。

でもひとつひとつの仕事の仕方みたいなところで決めたかな、と思います。

会社というより担当で決めた部分は大きいかなと思います、まぁ細かい所挙げれば言いたいことはいっぱいあるけどね(笑

-ありがとうございます。

カウンター天板をどうするかは佐久間も苦心させていただいた部分かと思いますが、どんな提案がありましたか。

新品に変えてはどうかって案もあって、実際伏見の天板屋まで見に行ったんですが、長さは大丈夫でもこの厚みのものがなかなか無くて。

材料買ってこれぐらいに加工しようとしたら、時間も予算も全然足りなかったと思います。

ただお店のコンセプトが新しいものをハイブリッドに変えていこうってものではありませんので。

いいものであれば古くても愛でていこう、大切にしようって考えではあります。

そういう意味では、以前のお店から持って来られなかったものも一部あったのは残念ですね。

今までの既存のお客様が持つお店へのイメージを、コンティニューしてもらいたい気持ちがあるので。

それこそカウンター天板の色合いなんかは他所ではなかなか無いと思いますので、例えばSNSでこの天板だけアップされていてもウチだと分かってもらえると思います。

これをもって看板の色合いなんかもイメージしているんで、大事な部分かなと思います。

 

▼旧店舗



 

▼新店舗



 

-移転の中で以前の店舗より引き続き、って部分では最大限お手伝いさせてもらえたのかなとは思っております。

最大限の事をやってもらったイメージはあります。

でもお店は完成しないものだとも思ってます。

僕がお店ヤメるか、佐久間くんが会社クビになるか、まで続いていくのじゃないかな?(笑

-それは、そうかも知れませんね。

担当の佐久間とのやり取りの中で何か印象的なことがありますか?

彼のセンスの部分の話になりますが、人って見たこと無いものや経験したことないものって、表現をできないもののだと僕は思っています。

例えば僕たちサービスマンも、良いサービスを何となく想像するのではなく、自分たちでお金払って食べに行き、諸先輩方のされていることを真似する形でフィーチャーしていくものなのだと思います。

想像ではあるけど、そういう意味で佐久間くんは今までたくさん良いものを見て勉強してきたのではないかと思います。

それは建築に限らず彼が普段身につけているものだったり、人に対しての振る舞いであったりとか。

あと印象的なのは御社の職人さん達で、う~ん、って首かしげるような人は一人もいないことですね。

天板の色を塗ってもらった際、乾ききるか微妙なタイミングに遠方のお客さんから何とか、ってお願いがあったので、フライングでお店開けることになったのですが。

やっぱり乾ききってなくて天板に手垢みたいなのが付いてしまったことがありました。

佐久間くんにも見てもらって塗り直そうってなったのですが、塗りの職人さんもひとつ職人的な意識を持って仕事に取り組んでいるんだと思えるような対応で、それも良かったかなと思います。



-ありがとうございます。

でも、重要なことだと思います。

出入りする業者さんに、こっちが缶コーヒーぐらい持っていこうかなって思わせてくれるような人達が入ってないと。

やっぱり心配ですしね。

-直接、伝えておきます(笑

新しいお店になって、以前のお客様からの反応はいかがでしたか。

まず、第一印象は外の景色が見える部分を挙げられますね。

前のお店から持ってきている以前の雰囲気もありつつ、新しいお店である事によってキレイになっている部分もあって、印象は変わっていると思います。

いわゆる蔵の部分で、悪く表現すればホコリっぽいようなイメージが清潔になったので、ここは現代的になって良かった部分かなと思います。

-以前のお店で20年されていた中で培ったお客様にもついて来ていただいていますか?

既存の常連さんが中心ではあります。

けれども時代の部分でもありますが、ネットで見て、来て頂いた新規のお客様ももちろんあります。

だからワインを好む方にはいずれ巡り合うのだろう、と思っています。

ワインを好む方には、既に出会っていると錯覚してしまうような事もありますが、ここ数ヶ月を切り取ってもワイン好きな方との新しい出会いもあります。

ただ経営者としては問題あるかもしれませんが「待つビジネス」だという風にも認識していて、思い切って発信して誰でもが来てもらえるようなお店に、ということでは無いのかなとも思っています。

こちらも厳選したものを取り扱っていますので、厳選されたものを求めているお客様に来ていただきたい、というのはあります。



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Garden

2018.10.31

2018年1月15日、京都は東山七条にアイラッシュ「Garden」様がオープンいたしました。

自分のお店を持つ夢を叶えたオーナーの葉山絢香様に、それまでの経緯や困難、また今後の展望などをお伺いしてまいりました。

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-お店を開かれた経緯やきっかけは何だったのでしょうか?

元々実家が美容室なのでそこで働いていたんですが、30歳までに自分の店を持ちたいっていうのがボヤっとした夢としてありました。

実家と言う環境に甘えちゃっててなかなか動かなかったんですけど、きっかけとしては年齢でしょうか。

30歳っていうところが近づいて来た時に、実家からの自立っていう感じと合わせて思い切れましたね。

-ご実家は美容室とのことですが、なぜアイラッシュをやろうと?

美容室に勤めるもっと前に、姉から「こんなのあるよ」とアイラッシュを教えてもらったんです。

その頃はまだまだアイラッシュが出始めの頃だったんですが、早速大阪に講習とかいってみたりして。

それが大学生の頃です。

そこから趣味程度ではありますけど、近所の人とかにやってみたのが最初ですね。

 



 

-ここでお店を開こうと思われた理由は?

最初は京都駅エリア考えていました。

人の多さとか若い人が多いという理由で、四条とか烏丸エリアでは考えていませんでしたね。

実は新規集客にはそこまで意識して無くて、前のお店に来てくださっているお客様が移りやすいようなところは?って視点でした。

例えば車が停めやすいとか。

なので四条より南側の五条・七条あたりに絞って探してた所で見つけたのが東山七条のここでした。

他にも見てみようってことで、その後数件廻ったんですが結局ここにしました。

-物件探しの期間はどれぐらいでした?

最初は2~3月に探し始めたんですが、全然いい物件が無くて一度探すの諦めちゃったんですよ。

で、8月にたまたまここを見つけた時に駅も近くていいな、って思ってからはもう一気にやろうって気持ちになりました(笑

-なるほど、物件決まってあれよあれよってやつですね(笑

そうですそうです(笑

物件見つからなくて少し気分が萎えてたんですが一気にテンション上がってきて、今やらなかったら次は無いな、って思えたタイミングでした。

前は無かったのにいいところが出てきた、ここで上手く話が進めばそれはいいって証なのかな、話が流れたら縁がなかったんだろう、ぐらいの気持ちで動き出しました。

 



 

-そのタイミングでIWAKI STYLEにお問い合わせ頂いた?

いえ、実は最初は違う会社さんにお願いしてました。

1月にオープンしたかったんですが、この物件の契約が出来たのが10月。

そこから慌てて工務店探しはじめたんですが知り合いの工務店さんとかいなかったからどこに頼んだらいいのか分からなくて。

何となく「デザイナー 工務店」とかネットで探してて出てきた所に声を掛けてみましたが、その会社さんとあまり上手くいかなかったんです。

でも私もお客さんに1月オープンって言っちゃってるから焦ってて…

オープン延期してでも一から違う会社さんにお願いしたほうがいいんじゃないか、って思って改めて探し始めた見つけたのがIWAKI STYLEさんでした。

ホームページを見て、ここ良さそうって思ってすぐその場で電話したら岩城さんが出られて、一度見て欲しいって言ったら見に来てくれました。

-ありがとうございます。

良さそうって思って頂いてお電話されましたが、そこから実際に来て頂いた印象はいかがでしたか?

実際どうなんだろうって不安はありましたけど裏切りとかは無かったです、本当にホームページ見たままの印象でした。

-恐れ入ります。

そこから弊社の提案があったと思いますが、元々どういったコンセプトをお持ちでしたか?

お店のコンセプトは「白とグリーン」ですね。

全体的に白を基調として、あとは観葉植物とかでグリーン感を出したい、なんてお伝えしてました。

かなりアバウトなお伝えの仕方でしたが、岩城さんは思った通りのものを提案してくれました。

完璧です(笑

 



 

それでも、お話しているうちに、バックヤードが広めにほしいとか、丸い入口の壁が欲しいとか、色々相談させてもらってて(笑

アイラッシュにしてはそんなに狭くない物件だとは思ってたんですが、さすがに場所取りすぎるのかなとか思ってたし、無理して置いてバランス悪くなるなら止めとこうと思うんですけど、って岩城さんに相談したら「いいですね」って言ってやり方考えてくれて。

更に本当はカウンターも置きたいんですって言ったら「出来ると思いますよ」って、本当に私がやりたい事がこの空間でやれるようにしてくださいました。

カウンター家具も後々施術台が増えた時に動かしやすいように、って下にコロコロのキャスターつけて可動式にしましょうって。

それで元々はカーテンで考えていた間仕切りが家具になって、収納も増えたし、使い勝手にもご配慮いただいたご提案もありがたかったです。

 



 

-実際工事中の現場には来られました?

行ってましたね、楽しかったです(笑

来る度に変わってて、最初はここ本当に事務所って感じだったんで。

トイレも元々手洗い台と分かれててスゴイ狭かったんですけど、広々としかも内装にあった感じに変わってよかったです。

-エアコンは既存のままですけど不便はありますか?

全然大丈夫です。

前の会社さんの見積りはエアコンに凄いお金掛かってて一番に言われた部分だったんですけど、岩城さんは、試験運転もして、そのままで大丈夫って言ってくださって、実際その通りで本当に良かったです。

-実際の使い勝手やお客様の反応はいかがですか?

使い勝手も抜群ですし不自由ないです。

もうオープンして9ヶ月経ちますけど、未だにお客様が帰り際にお店の感想言ってくださいます。

落ち着くとか、癒やされるとか、可愛いとか、一々お店のコメントくれます(笑

-女性がキレイになるお店だから、お客様こそ気持ちが上がってもらえる空間をって思って作っているので、それは良かったです。

もしかしたらお客様は、よくあるマンションの1室で、みたいに思って来て、扉を開けてそのギャップで驚かれるのかもしれませんね。 

そうかもしれませんね。

私はやるならちゃんとお店を構えて、って思ってたからお客様にも喜んでもらえて良かったです。

-最後に今後の展望などお伺いできれば。

まずは永くやっていきたいと思っていますね。

元々の私の夢としてはたくさんお店を持って、って言うのは考えてなくて、一つのお店を持ってそれを大事にしていきたいっていうのがあります。

あとはお客さんは3年で飽きが来るなんて言葉も聞きますので、きっかけがあればちょっとお店に色を塗ってみたり、なんて変化つけられたらいいなって思います。

もし、もう1つお店をするとなれば、次はもっとたくさんアイディアがポンっと出るんだろうなって思います。

今回やってみて、1回やってみたら次はもっと出せるな、って。

でも1回目なのに凄い出来たって思えるのは、それはIWAKI STYLEさんに出会えたことによると思いますので、ご縁に感謝っていうのは日々思っています。

-ありがとうございます。でも、その感じですと、次のお店もあるかも知れませんね?(笑

そうかもしれません(笑

大事にしつつ、新しいことにも機会があればチャレンジしていきたいですね。

 



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初回ご提案の時に提出した図面やイメージパースを起点として、お客様のご要望やアイデアがグッと膨れ上がることは多々あり、IWAKI STYLEでは、そこをどのように対応するのかが、大切であると思っています。もちろん、時にはやめたほうが良いとアドバイスをさせていただくこともありますが、まずは、出来るのか、そしてよくなる変更なのか、しっかりと考え、向き合います。

葉山さまとのお仕事は、IWAKI STYLEにとってとても幸福な時間でした。きっと良くなるアイデアやご要望がIWAKI STYLEのご提案から、具体的だったり、少し抽象的だったり色々と湧き上がってご相談いただきました。可能な限りお応えしたいと望んだこの「Garden」様は、店舗設計の楽しさを感じさせていただきました。

そして、きっと店舗づくりの奥深さと楽しさを存分に感じられたオーナーの葉山様の次なる飛躍に期待したいです。

 

Garden

京都東山区 アイラッシュサロン

CHILL OUT BARBER & REFLE

2018.10.13

2018年4月20日、京都の川端二条に理容店「CHILL OUT BARBER & REFLE」が新たにオープンしました。

田尻満様(兄)、譲様(弟)のご兄弟で始められたこのお店ですが、お二方の遍歴や理容室+リフレという業態で始められた経緯などについてお伺いしてきました。

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―まず、お二人は、お店を開かれる前はどのようなお仕事を?

田尻譲(以下、譲)私たちの実家の滋賀から、18歳で専門学校に通うために京都に出てきました。 私は美容の専門学校で、兄は理容、いわゆる散髪屋の専門学校に行ってます。

それから、私は、京都の美容室に努めて、23,4歳ごろまで勤めたでしょうか、一旦そこで美容師を挫折しまして。

―そこでこの業界を離れられた、と。それはまたどうして…

譲 この業界、25歳ぐらいまでにこのまま続けるか、とか考える人が多いです。

その時の私は、そのまま続けられなかったですね(笑

それからは、アルバイトをしたり、クラブに行ったり、よく言えば自分探しですね(笑

その時に友人から「お前こんなんじゃアカンやろ」と言われて、またこの業界に戻ってきたのが27歳頃ですね。

―なるほど、19歳から仕事をしていたらそういう時期ってありますね。

お兄さんは、理容師としてキャリアをはじめられたわけですね。



田尻満(以下、満)ええ、私は卒業後に散髪屋さんを2軒、美容室1軒経験したんですが、その間約20年程でしょうか、何度も独立が頭をよぎりはしました。

周りも実際30代頃で独立する人が多くなってきますし。

でも私自身独立にそこまで魅力を感じなかったんですよね。

成功する人もいれば失敗する人もいて、前勤めてたところも結構自由にやらせてくれていて。

それなりに楽しく生活も送れて、それなりに仕事にやりがいもあって。

そうこうしていると、弟が30代半ばの時で、私が40代入ってから病気をして共に長期間休まなくてはいけない事情が重なりまして。

この業界なかなかシビアですので、休んでしまった分も何か補填があるわけでもなく、「あぁ、ぼちぼちこれは自分でやらないとな」と思い出したのが去年頃でしょうか。

―そうなんですね。色々紆余曲折あってはじめられたんですね。

 この時特に何かを決めていたわけでは無かったのですが、さぁお店を出そうと思っても普通30代ぐらいで自分のお店を出す人が多い中、自分達は10年遅れているわけですよ。

譲 だいたい美容師さんが自分のお店を持つのは遅くとも33~34歳ぐらいですからね。

満 その時は美容室に勤めていたのですが、今から美容室を持つにもこの競争率の高い中でどうなの?って思った時に、僕には理容師免許という人とは違った個性があったので散髪屋でやってみようかな、と。



譲 サッカー選手や有名人が7:3で刈り上げ+ヒゲみたいなのが世界的に流行り出していた時期でもあって。

アメリカンバーバー・ブリティッシュバーバーっていう、こんな白衣着たスタイル自体は世界的にはスタンダードですし。

だからこのお店も理容室で登録しているんで美容師さんは働けないです。

―美容師・理容師の違いは顔を剃れるかどうかですよね?

満 そうそう。

それぐらいの違いなんですけど、法的に決まっているんで美容師さんはダメです。

譲 だから僕は美容師じゃなくてリラクゼーションのセラピストとしてここにいます。

今は本当にお客さんの髪は切らないです。

満 でもそっちの方がいいですよね。

2人で同じことするとモメるんで(笑

―そうですか(笑



譲 何かコンセプト、例えば散髪屋さんでリラクゼーション出来ますよってあんまり聞かないと思うんですよ。

―全く聞かないですね。リラクゼーションって言うとやっぱり女性のイメージがありますし。

 そうですよね。

この前の通りだけでも川端通から東大路通まで7~8件ぐらい美容室が並んでいます。

そんな中で新しくやろうってなったら、お互い違うことが出来る事が結果的に都合良かったですね。

―実際にお店を開くとなってからはどのような流れでしたか?

満 去年の12月ぐらいにお店を出したいなと思っていたのですが、じゃあどうやったらお金を借りれるの?とかもう全く分からなくって。

とりあえず独立支援とかやってるコンサルに相談しに行って筋道たててもらって、事業計画書とか書けるようになってこれでお金は何とかなるかも?って思った頃にIWAKIさんに連絡させてもらいました。

―そうですね、あの頃は物件候補も今とは違う場所でしたね。

満 あの頃は借りれるかも?ってだけで本当に何も決まってはいないですからね。

結局借りれるようになったのが今年の1月、お店のオープンが4月ですから凄い早いですよね、IWAKIさんにはだいぶ頑張ってもらいました。

―キレイに使っていただいてありがとうございます。

譲 この辺り外国の旅行者の人通りが結構多くて、そういった方から褒めてもらえるんですよ。

もちろん日本人のお客さんからもですが。

―そうなんですか?

譲 この前もたまたまお店の前に出てたら、少し年配の欧米系の外国人の方が写真撮ってもいいですか?って声掛けてくださって。

―へぇ、それは私も凄い嬉しいです!

満 写真撮らせて、はホント凄く多いですよ。

外国人の若い子とか特に。



譲 そんな海外の方がお客さんとしても来てくれることが多くて予想外だったんですが、我々全く英語が話せないって言う(笑

―笑)

でも何となくで伝わるんじゃないですか?

譲 ええ、何となくで通じるんですが、ほらこのお店店名にCHILLOUTってついてるじゃないですか?

CHILLOUTって「くつろぐ」とかって言う意味なんですが、このお店のロゴも外国のバーバーのアイコンをもじって作ってて。

見た目そんな感じのお店なんで「英語ぐらい通じるやろ」って思われちゃいますよね(笑

―笑)

続いて内装のコンセプトについてですが、このお店のスタイルは好みによるところが大きい?

満 そうですね、元々そういう音楽が好きで、流行りというより好みの部分が大半ですね。

ミッドセンチュリーと言うか、ちょっと古めかしい感じのアメリカンバーバーでと言ったイメージは自分の中で固まってましたね。

でもこう言うのは簡単ですが、カタチにするのは難しいですよね。

イメージの共有というか。

譲 今回も打ち合わせとなると3回ぐらいだったでしょうか?

正直「大丈夫か?」とは思いましたね(笑

―確かにイメージの共有は難しいことが多いですね。

満 でも向山さんにテナント選びから同行してもらったりと尽力してもらいました。

譲 例えばここの目隠しのついたてはこんな風にやりたいってイメージはあったんですが、じゃあ高さは?幅は?ってなると…そんなところまで考えてないですよ(笑

ええ風にしてくれと(笑



―ええ風になりましたか?(笑

譲 そうですね、いい感じになって良かったです。

結果的に良かったですけど、イメージを相手に伝えるのは難しかったです。

入り口も最初は木の枠で、下を隠して、ってやりたかったんですが、予算の兼ね合いで難しくて。

でもじゃあ既存を活かしてこんな風にやろうって提案してもらえて良かったです。

満 この入口凄い評判いいんですよ。

―実際海外のバーバーも店内白黒だけど、外観だけはしっかり色決まってるお店も多いですよね。

譲 そうですね、京都って顔を差すって部分で、気にする傾向ありそうなので、あんまり外から見えやすいのってどうかな?って思っていたんですが、日中は外から見えづらいですし、結果的に凄い良かったです。以前勤めていたところも、入り口のガラスにはすりガラスだったり絶対目隠しがあるんですよね。

だから大丈夫かと思ってたんですが、プロの意見はちゃんと聞くべきですね。

これだけ大きいガラスがあるならそれを活かしたほうがいいってご提案いただけたのはその通りでしたね。



―そうですね、憂慮をクリアしながらも活かす方法が絶対あるはずなんで。

まだオープンして数ヶ月ではありますが来られるお客さんはどうですか?

満 僕は以前のお客さんが来てくれている部分が大きいですが、

さっきも言った外国人のお客さんが、思っている以上に来てくれています。

―そんなにですか?それって売上に貢献しているレベルで来てくれている?

満 そうですね。

もちろん顧客にはならないですけど、すごいありがたいです。

―それ以外で日本人の新規のお客さんって言うと?

満 まずは学生さんでしょうか。

京大が近くにあるんで医学部の学生さんとか。

京都に来てすぐなんです、って学生さんが多いです。

譲 学生さんに限らず、新規のお客さんは最近この辺に越してきたんです、って方が多いです。

特に地元の方は行きつけの美容室がありますから、顔もあるし、なかなか余所の美容室に行こうって思われないですよね。

満 お隣の酒屋さんが長い間ここで商売されていて、私らもお世話になること多いんですが、この辺りの人を相手に初めから商売したらアカンよ、とはよく言われます。

ここに外から来てもらえるような集客を考えると言い換えてもいいでしょうか。

譲 ここにこういう店があるって、まずは認知してもらうのは凄く大きいと思います。

認知してもらうっていうところで、お隣の酒屋さんにもまずは2年は頑張らないと、とは言われます。

京都は特に認知してもらって、じゃあ来てもらうってなると、それぐらいの年数は必要だったりするので。

なので写真も好きなだけ撮ってくれ、って感じですね(笑



―インスタ映え、ってやつですね(笑

譲 ええ、そうですね(笑

あとは、今自分のお店出そうとしている若い子が、こういう刈り上げのいわゆる散髪スタイルを習いに散髪屋に来る事が増えているそうです。

普通に美容室スタイルでやるだけじゃなくて、何かに特化しないと、思うみたいです。

―私も今増えている理容室のスタイルは、これから流行っていう枠から外れてしっかり定着していくものなんだろうなって思いますけどね。

満 そうですね。流行りを追いかけるって言うと、私としては男性ってある程度の年になると自分のスタイルを作る方向にいくと思うんですよ。

いつまでも若くいられるわけないんで。

そのスタイルっていうのが散髪屋の技術に合っているのかなとは思っています。

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美容業界では現在バーバースタイルの新しいお店が広がっています。

バーバースタイルに期待する大きな部分としては確かな技術とブレないスタイルがあるのか。

遅咲きのお店である「CHILL OUT」には、その両方が備わり、さらに満足を高めるリラクゼーションのサービスが整っています。ただの流行を追いかけるのではない、独自のスタイルと他にはないサービスは、きっと永くその地で発展されていくことでしょう。

 

PIZZERIA LUGARÀ

2018.10.01

2018年8月にオープンした京都・嵐山のピッツェリア「LUGARA」様のオーナーのルガラ舞美様に、お二人の出会いやお店を開くきっかけ等々、ざっくばらんに楽しくお伺いしてまいりました。

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-お二人はオーストラリアで出会われたと伺っていますが、それはお仕事で?

いえ、流行りのワーキングホリデーですね(笑

-それがどれくらい前?

2013年なんで約5年前ですね。

-そこからお二人で日本に来られた、と。

そうです。

みんなが5年とか10年掛けてやることを3ヶ月ぐらいでやった、って感じです(笑

私が日本に帰る2ヶ月前に出会って付き合ってしまったんですが、日本に帰るって言って帰ったら「僕も日本に行く」って言い出して(笑

でも僕も行くって言われても、観光ならまだしも学生ビザで日本に一緒に住むって言い出して。

学生ビザで一緒に住むのは、今の私には少し荷が重いなぁ、と。

-(笑

荷が重いですか?

学生ビザだと1日4時間しか働けないんです。

仮に時給1,000円だとして4時間働いて、1日4,000円でどうやって暮らしていくんだ、って。

だから日本は学生ビザで気楽に暮らせる国ではないんだよって事を彼に伝えたら、日本に住むなら婚姻ビザが一番手っ取り早いんで結婚しよう、ってなりました。

-それは…全くロマンチックな話ではありませんでしたね(笑

で、お恥ずかしい話なんですが、婚姻ビザ取りに行こうって動き出した時につわりもはじまり(笑

-(笑

そこからピザに繋がったのは、元々旦那さんがイタリアでやってらっしゃったとか?

いえ、彼はイタリアでは元々ガーデナー、いわゆる庭師さんなんです。

でもオーストラリアにいたときにイタリア人ネットワークで仕事を探していたらピザ屋さんで働くことになって、そこではじめてピザを触ることになったんですがそこからハマったみたいで。

2年オーストラリアにいたんですが、その間ずっとピザ屋さんで働いていました。



-そうなんですね。

割とセンスがあったのかキレイに焼くのは得意だったみたいです。

で日本に来た時にたまたまゴイチピザさん(京都烏丸高辻近くピザ屋さん)の前を通ったら求人の張り紙がしてあって、「すいません、イタリア人なんですけど、観光ビザしか無いですけど。でも日本に住みたくて婚姻ビザの用意中で。いつビザ取れるかまだ分からないし日本語も話せないです、でも働きたいです。」って言ったら「あぁ全然いいよ」って(笑

すごく理解のあるお店さんだったんで良かったです。

-それは、本当に素晴らしい方に出会われて。それまでにも何件か回られたんですか?

そうですね、色々回ったんですがどこも履歴書を求めて来られて、そういったところは全部断られちゃいました。

で、そこから3年ゴイチピザさんで働くことになって、ピザ職人としての自信もついてきたら自分のお店を持ちたいって言い出して。

-なるほど。それは驚かれたでしょう。

実は、私も元々ずっと飲食で働いてたので、いずれ自分のお店を、って思ったことがあったんです。

何か調理に関して抜き出た何かを持っていたわけでもないんで、私何屋さんしよう、何屋さんなら出来るんやろ、って思いながらオーストラリアで働いてて。

そしたらピザ職人が手に入ったんで(笑

-(笑

それからIWAKI STYLEにお声掛けいただいたきっかけは?

私の周りのお店をやっている人は、知り合いにお願いしている人が多くて。

私もそれで良かったのかもしれないんですが、何の気なしにネットで「京都 いいテナント 工務店」って打ったらIWAKIさんが出てきて、HP見て早速電話してみて、って流れですね。

自分達に資金がたくさんあるわけでは無いから、一緒の目線に立って相談に乗ってくれたらなぁなんて思ってたら、それがハッキリとwebに書いてあったことが1番の理由ですね。

-その後、裏切りはなかったですか?(笑

無かったです(笑

岩城さんは、こっちの疑問や相談にもハッキリ答えてもらえるんで、「もう岩城さんにお店やってもらって、私ら雇ってもらった方がいいんじゃないか?」って(笑

それダサいぞって思わったら「それはダサい」ってそのまま言って下さるんで、でも全然イヤな感じには思わなかったです。

 

私たちもこんな感じでやりたいってボヤっとしてても、いざプロの人に仕事してもらおうと思っても全然まとまってなくて。

岩城さんから見たら「こっちはこうして、あっちにこのテイストが入ったら、ぐちゃぐちゃやで?」みたいなのがたくさんあったと思いますが、上手いことまとめてもらったんで良かったです。



 



-ありがとうございます。

ではお店を作っていく中でこのタイミングは凄く楽しかったなど、特に印象に残っているシーンなどありますか?

正直しんどい事ばっかりでした、彼は楽しそうにしてましたけど(笑

やらないといけない事は山ほどあるのに、お店に来るとだんだん出来上がってるから「あ、出来てしまう」っていう焦りの気持ちの方が大きかったです。

でも彼は横でのんきに「僕の店が出来てきてるなぁ~」みたいな(笑

-(笑

どちらかと言えば私は奥さんの方に共感しますね。でも良いバランスの関係ですね。

はじめてキッチンに入った時に「あぁ、もう逃げられない」って正直思いました(笑

-まだオープンして間もないですが、内装の評判などはいかがですか?

みんなオシャレやな~って褒めてくれます。

自分でデザインしたの?ってよく聞かれますけど、イメージは持ってたけどカタチにしたんは全部工務店だ、って答えてます(笑



-ありがとうございます。今の所お客さんの層としては?

7、8割は観光の外国の方ですね。

びっくりするぐらいヨーロッパの方が多いです。

-それは想定通りですか?

そうですね、外国の方が多いだろうなぁとは思っていました。

渡月橋のあたりは外国人観光客ばかりですけど、ここって少し入って来ないといけないんですけど、離れたところからでも旗とか看板が見えるから来るみたいです。



-なるほど。もう日本食飽きたぞ、みたいな観光の方なんでしょうね(笑

そうそう、甘いものいっぱい食べてきたから塩っ気求めていらっしゃいます。

-今後どんな感じのお店にしていきたいですか?

嵐山にあるピザ屋さんとして、ここにずっと永くいたいです。

そうなるとやっぱり地元の方にも大事にしてもらわないと、とは思っています。

 

確かに彼は日本語もそんなに上手く話せないし、私も特別何か取り柄があるわけでもない、でもそんな私たちを受け入れてもらうしかないです。

 

あそこのお店は外国からのお客さんがいっぱいいて、店員も日本語話せない外国人がいて、そう思ったら小さい子供がウロウロしてる時間もある。

そういうありのままの、ユルい感じは、そのまま地元の人に知ってもらいたいですね。

そして、ピザは抜群に美味しいよ!って。

出来るだけ関わる人たちみんながイヤな思いしない店になれたらいいなぁって思います。



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京都の嵐山という場所は、観光地として有名で、メインの通りは観光客でごった返しています。

その道を住宅地へ向かった、観光地と住宅地のちょうど境目くらいにルガラさんはあります。

そこでオープンした本格派のピッツェリアであるルガラさんは、内装も京都の観光地のそれとは違ったものです。

奥様の地元である嵐山に腰を据えて、永く営業を続けるためのプラットフォームであり、日常の延長線上のような空気感でお客様をお出迎えされています。

少し変わってて面白い、そして力の入りすぎていない空間、地元の方にもきっと永く愛されるお店になることでしょう。

工房うずり、Jewelry+Craft

2018.08.29

2018年7月に移転オープンした京都の彫金教室「工房うずり、Jewelry+Craft」の川端陽子様に、彫金教室を開いたきっかけや今後の展望などお伺いしてまいりました。

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-まずは簡単に遍歴をお伺いしたいのですが、彫金の世界にはおおよそいつ頃から入られた?

元々趣味が高じて自分で彫金教室に通っていたんですけど、これが仕事にできたらいいなぁって思っていて、31,2歳の頃に大阪で募集の張り紙している彫金の会社さんに飛び込みで「趣味で彫金習ってるんですけど、雇ってもらえませんか?」みたいな(笑

そうしたらおいでって言ってもらえたんで、そこに勤めることになって。

そこから4年ぐらい経って独立、って流れですね。

独立してからはその勤めていた会社からお仕事貰いながら、自分の作品を作って委託のお店さんで販売していましたね。

 

今から9年くらい前に京都で工房を持った時に、前から来てくださったお客さんが「京都に戻ってきたんだったら近くなったから私に教えて欲しい」って声かけてくださって、だったら教室開いてみようかな、と。

しばらくはショップと教室とを並行してやっていたんですが、だんだん教室のほうが軌道に乗り始めたんで教室がメインになってきた、って感じですね。

-請負のお仕事もあり、自分の作品も作っておられますが、軌道に乗ってきたのもあるかと思いますが、一番楽しいのはやっぱり教室ですか?

そうですね。

自分だけでやってると自分だけの考えになってしまいますけど、生徒さんとやっていると「あぁ、そう言うのもアリだよね」とかよくあるし、私も勉強になります。

生徒さんに色々聞かれた時に「いや~私分からへんわ、出来ひんわ」とは言えないんで、一人で黙々やっているより学ぶことは多いですね。

-単純に、生徒さんがだんだん上手くなっていく様子なんか見ていると楽しいですか?

ほんとその通りで楽しいですね。

「うわ~、こんなん出来るようになったんや~」とかよくあります(笑





-生徒の皆様は、やはりアクセサリーが大好きでいらっしゃるんですか?

習いに来られる方は「アクセサリーが好きでお店で売ってるようなやつが自分でも作れたらなぁ」っいうところから始まる人と、「アクセサリー自体にそんなに興味ないけど、金属を加工するのが楽しそう」って方と別れますね。

私自身もアクセサリー作るのに、自分はそんなにつけないんですよ(笑

昔は好きでよくつけてたんですが、だんだん自分ではつけなくなってきましたね。

作ること自体が楽しいですね。

-なるほど。

今回は移転ということでご依頼いただきましたが、なぜ移転をお考えになられたのでしょう?

まずは狭かったです。

あと、ほんとに路地奥の古い建物だったので…虫が(笑

そこで契約期間がちょうど更新の時期だったので、延長するぐらいならいっそ移転しようかな、と思いまして。

-結果的に以前よりすごく大きなお店になりましたね(笑

大きくなりましたね(笑

本当はここまで大きくなくても良くて、以前の工房より倍ぐらい、10坪ぐらいの広さがあればと思っていたんですけど、まさかこんな大きなお店になるとは(笑

(教室スペースが20坪程になりました)



-IWAKI STYLEにお声掛けいただいたきっかけと言うのは?

本当の事言うと、実は最初別のところにお願いに行ってたんですよ。

でもちょっと話が上手く進まなくて…

そこで改めてwebサイトで似たような会社さんを探している中、IWAKI STYLEさんを見つけました。

-物件探しが大変でしたよね。そんな中IWAKI STYLEに決めていただいた理由は?

もうお願いに行った時点で決めていました。

色んな所見て1番いいところ探そうとか、正直私に会社さん毎の違いとかわからないですし(笑

1件目の工務店さんが上手く行かなかったんですが、やっぱり彫金の工房やりたいってな言うと不動産屋さんも「いや、ちょっと音がね…」って言われちゃうんで、仕事受けてもらえるんであればどこでも(笑



-たしかに彫金は音が出るとお伺いしていましたが、そんなに断られるものですか?

私このお店で彫金の工房5件目なんです。

不動産屋さんに相談行くと「彫金って結構音出るんですよね?う~ん、じゃあちょっと物件探してみるんでいい所見つかったら連絡しますね」なんて言ってそれっきりとかばかりで。毎回彫金の物件探しって本当に大変なんです。

-工房5件目は初耳ですね。

毎回物件探しに難航するから、正直もうやってくれるところであればどこでも?(笑

そうですね(笑

物件を見つけてくれて私の相談に乗っていただけるところであれば(笑

-紆余曲折あってここでお店を開くことになりましたがいかがですか?何か悩まれた点であったり。

悩むとは違うんですが、ここは今まで見てきた物件と条件見比べると怖いくらい良いですね。

家賃も安いですし、何か落とし穴があるんじゃないかって(笑

-ここはエリア的に業態が限られてくるのが大きいと思いますけどね、そういうことにしておきましょう(笑

私自身、今回内装など凄く印象的でした。彫金教室が初めてだったのもありますが、デザインと言うより川端さんと仕様や使い勝手のところのお話をさせていただくのが楽しかったです。

そうですね。

今までは限られたものをどう上手く利用しようかだったんですが、今回は「ここにガスが欲しい」「ここに水が欲しい」など希望通りになったんでとても満足してます。

-その時の弊社担当とのやり取りはいかがでしたか?

キチンと私の話も聞いてくださったし、希望通りにやってもらえたんで何も問題無いですよ(笑

-私はこの玄関が印象的ですね。

私も気に入ってます。

自動ドアはやっぱりどうしても大層な感じがしてイヤだったんで、来られる方も「このドアいいよね」ってよく言ってくれます。





-本当ですか?それは良かったです。

あと表の看板を彫金で作っていただけたのがとても印象的ですね。お手間お掛けしたんですが…

いえいえ、私も自分の作ったものを看板にしていただけたんでよかったです。

-良かったです、ありがとうございます。

以前の生徒さんだけでなく、新しい生徒さんも来られていますか?

お問い合わせはちょくちょくいただきますね。

この前も近所にお住まいの外国人の方からお問い合わせあって「やりたい!」って(笑

ちょっと就活中だから仕事決まったら来ますっておっしゃってましたね。

-最後に今後の展望などお教えいただければ。

これだけスペースがあるんで、少ない人数でちょこちょこやっているのは勿体無いなぁとは思っています。

何かものづくりが好きな人がたくさん集まって来てもらえるような場所にもっともっとしていきたいですね。

-それは生徒さんとして?

生徒さんとしてだけでなく、はじめての方、プロの方、問わず。

習いに来るんじゃなくてもの作りに来る、みたいな。

彫金なんて特に、やりたくても場所もないし工具もなくて出来ないって方たくさんいらっしゃるので、そういう人に利用して貰える場所にしていきたいなぁと思います。

-色んな人が出入りする場所にしていきたい。いいですね。

そうですね、有効に使っていきたいですね。



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彫金の作業は、プロになればなるほど一人で黙々となっていくことが多いと思いますが、

川端様は、教室事業が軌道にのったことで、生徒さんの自由な発想や成長に触れることで彫金に対する世界が広がっていくことに喜びを感じて続けていらっしゃるとおっしゃいました。

それぞれの適正はあると思うのですが、

もし自分が教わる立場になったらと想像すると、何よりも素晴らしい先生だと思い、永くお付き合いしたいと思えるなと感じました。

今までの工房に比べると格段に広がった今の工房は、そんないつまでも凝り固まることのない川端様の

さらにたくさんの感性との出会いの場になるのだと思います。

BRESPI

2018.07.14

2018年4月6日、京都河原町三条にオープンしたボードゲームカフェ「BRESPI」のオーナー河上幸平様に、ご自身の遍歴やボードゲームカフェを開くにあたっての経緯などについてお伺いしてきました。

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元々プログラマーをやっていて、プリントシールいわゆるプリクラのプログラムをする会社に約10年間勤めていました。目を大きくしたり、顔小さくしたりする顔認証の処理を日本で初めて取り扱ったりしてましたね。

-それはものすごい興味がある話ですが、どうしてご自身でお店をしようと思われたのでしょうか。

何かきっかけが?

その会社では、毎年「やりたいこと、なりたいものカード」っていうものが書いて提出していたんです。社長まで見られるようなものなので、従業員は会社での目標なんかを書いていたんです。

でも私の上司、バイク屋になりたいって書いてたんですよ(笑

-なるほど(笑

「あっ、そんなんでいいんだ」と思って。それから自分も、正直に雑貨屋になりたいとか、メイド喫茶のオーナーやりたいとか、ダーツバーで働きたいとか、

その時々にやりたいことを書くようになったんです。

それからボードゲームにすごくにハマって通っていた時に、色々考えるようになって。

当時ボードゲームカフェって大人の空間ではなかったんですよ。少し窮屈な感じで、ちょっと騒がしい学生さん達がいたりして。

私ならお酒が楽しめてゆっくりできるようなお店がいいなと思ったときに、そんなお店が無いならじゃあ思い切って自分でやってみようかな、と。

-凄く思い切っていますよね。

ええ。でも会社も待遇なんかは悪くは無かったんで、どうしようどうしよう、なんて思っていたんです。

そんな時にある友人と出会ったんですよ。

その友人には色んな経歴があって、自分と違って思い切って人生楽しんでるなぁなんて思って感化されて。

よしじゃあ自分も動いてみよう、とりあえず動いてみてダメならいつでも止まればいいんだからって思って。

まずは不動産屋に行ってみよう、不動産屋に行ったら次に内装屋かな、なんて流れでIWAKIさんにお電話させて貰いましたね。

あの時は物件も決まって無かったのに突然打ち合わせしていただいて…(笑

気づけば色々前に進んでいて、「あれ、できんじゃね?」と思ったら、自然と「よし、じゃあやろうか」ってなりましたね。

―なるほど。そのボードゲーム自体に出会ったのは今からどれくらい前になりますか?

だいたい8年くらい前になるでしょうか、結構前ですね。

同じ会社の先輩の家で飲み会があったんですが、その時にこんなゲームあるよって勧められたゲームが凄く大人向きで面白くって。

―今までのボードゲームのイメージが変わった?

もう凄く変わりましたね!

―それは、なんて名前のゲームだったんですか?

ドミニオンって言うんですが、ルールも凝ってて、絵が凄くキレイであんまり子供っぽさも無くて、戦略性を楽しむ感じのゲームですね。



―それが大人にも広がるとお店も楽しくなりますね。

それからお店を具体的に作っていくわけですが、IWAKI STYLEにご依頼いただいた決め手はございますか?

実はオーナーさんのご紹介でもう1社見積もりを依頼した工務店さんがありました。

ただ予算の考え方が全然違いましたね。

IWAKIさんは税込み価格で予算内のご提案。

他社さんは税抜き価格で予算オーバーのご提案。

その姿勢で「あぁ、こっちの意図を汲んでくれているなぁ」と感じましたね。

他には「ここはもっと減らしてもいいんじゃないですか?」など、私が考えていなかったことを色々ご提案いただけたことも優しさを感じられて良かったです。

IWAKIさんと一緒なら自分も勉強できるし上手くいくんじゃないかな、と感じました。

お店が出来上がったあとのことも考えてくださっている、とでも言いましょうか。

-ありがとうございます。IWAKI STYLEの仕事はいかがでしたか?

1番嬉しくて印象的だったのは、カウンターの天板の色合わせをして塗った後に、イメージが違うと言ったときですね。

担当の向山さんと「んー、何とかなんないですかねー?」「なかなか、厳しいですねー」みたいなやり取りしていたんですけど、その日の晩に向山さんから「ちょっと塗り直してみたんですけど確認してもらっていいですか?」ってすぐ連絡が来た時はすごく感動しました。

ちょっとウルッと来ましたね(笑

私も結構無理言ってたし、スケジュールも大変だったと思うんですけど、私自身多少仕方ないかなって思ってたところもやってくれたのでカッコいいなって思いました。



1番楽しかったタイミングはどのあたりでしたか?やっぱりお店が出来上がっていく感じでしょうか?

そうですね、やっぱりこの壁が出来上がった時でしょうか。

―私も印象的ですね。

打ち合わせでこの壁に何かアイキャッチが欲しいと話をしていた中で、ボードゲームから想起するイメージが無いかなとお伝えした時に、六角形の話題がポッと出てきた時に「お、これ行けるな」って思ったのを凄く覚えています、楽しかったですね。

そうですね。

打ち合わせの時は、敷き詰めるか一部にするかっていうのもあって、私は敷き詰めたいって思ってて、結局私の無理を通してこの形になってどうなるのかなぁって思っていて。

色々わがまま聞いてもらえたかなって思っています。



 



―とんでもございません。

まだオープンしたばかりではありますが、今後はどのようなお店にしていきたいですか?

今の感じは気に入っています。

売上も徐々に上がってきているんでいい傾向かなと思います。

お客さんも優しくていいお客さんばかりですし。

でもキチッとしているように見えて少しユルい感じで接客していきたいとは思っています。

ダラっとした感じでダラっとやるんじゃなくて、キチッとしているように見えてみんなでワイワイしている感じと言うか。

ちょっと分かりづらいんですが…。

そういうメリハリつけつつ、このままの感じでやっていけたらなぁと思っています。



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都市部を中心に「ボードゲームカフェ」というお店は着実に増えています(2018年現在)。

マニア的ファンがいるジャンルをお店や商売にした時、年月をかけてそのジャンルの門戸が狭まり、新規のファンとなる人を減らしていってしまう恐れがあります。

それは、運営する側やファンが特有の排他性を発揮して、そうさせていきます。

オーナーの河上様は、本当にボードゲームが好きでこのお店を開かれました。お伺いしていても膨大な知識をお持ちでいらっしゃいます。

それでも、この「BRESPI」は、既存のボードゲームカフェに集まる排他性をなるべく無くし、いかに多くの人にボードゲームを楽しんでもらえるかを、

業態やサービス、そしてIWAKI STYLEが担当した内装で深く考えておられました。

オープンして間もない現在でも、売り上げが順調にアップしているBRESPI様は、今までのボードゲームカフェと違う広がりを見せてくれるでしょう。

 

Caffee Epica

2018.06.08

京都・出町柳「Caffe Epica」のオーナー原田真佐寛様に、コーヒーの面白さ、お店のこと、色々お伺いして参りました。

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初めのお仕事は、正直お金を極端に稼ぐ必要があったこともあって、コンピューター関係で、色んなアプリのインストラクターをしていました。その後も同業種のコールセンターやサーバーエンジニアなんかをしていました。

元々飲食をやりたいと思っていたんですけど、さらに人と接する仕事がしたいっていう気持ちが高まったので飲食を志しました。

もちろん当初の目的だったお金のこともクリアになったんでね。

それで入った仕事がたまたま和食店だったんですね。

 

―それは何歳くらいの時ですか?

 

たぶん20代後半ですかね。

 

―それが今はコーヒーへの拘りを打ち出したカフェになったわけですが、

元々コーヒーが大好きだったんですか?

 



 

いや、僕元々コーヒーは大嫌いで(笑)。紅茶は好きで飲んでたんですけど、なんで、みんないつもコーヒー飲み行こうか、みたいな感じになるかわからなくって。

でも大学の時の先輩の一人が、「お前コーヒー嫌いらしいな。ちょっとついてこい」って言われて、車で一時間くらいかな。正直どこいったかわからなかったんですけど、そのコーヒー屋さんで飲んだコーヒーがおいしくって、その時からコーヒーが何となく気になりだしたんですね。その時はまだ紅茶も飲んでいたんですけど。

でも気になりだしたら、コーヒーって色んなものがあるんだなっていうことを知って。

で、UCCのセミナーを受けてみてから面白い、もっと突き詰めていきたいなってなりましたね。

それから大きな転機は、スペシャルティコーヒーっていうものを知り、亀岡のカフェタイムを知ったことですね。 その業界の面白さや奥深さに、ドンドンドンドンどっぷりハマっていったんですね。

 

―コーヒーを知り始めて、そこからさらにスペシャルティコーヒーに出会うわけですけど、やはり全然違うものでしたか?

 

それは、全く違いましたね。

もう違うもの、今まで知っていたコーヒーとは別のものだって思いましたね。

 

―やはりそうですか。

UCCのセミナーを受けていらしたこともあると思いますけど、

自身のお店を持ちたいと思うタイミングはどのあたりからなんですか?

 

それは和食をやめるタイミングですね。

和食は、体調を崩していたこともあるんですけど、奥さんの親に将来のこと考えて、自分のお店を持てっていわれたんですよね笑

 

―それは、人生変わる助言ですね。

当初から今のようなコーヒーに特化した形でお考えだったんですか?

 

当時はいわゆる普通のカフェを目指していたんですけど、

カフェタイムさんと出会ったことからコーヒーに特化することにしました。

 

―なるほど、そういう流れなんですね。

そのコーヒーに特化するという上で、このお店は何が一番の特徴ですか。

 

それは、抽出器具の多さですね。



―やはりそうですか

 

同じ豆でも抽出の仕方で全く変わるっていうのを体感していただけるお店って他にないと思いますからね。



―私は当初そのコンセプトをお伺いして、このお店、そして原田さんは、コーヒーに奉仕していらっしゃるなって感覚を持ったんですね。

 

そういうとこありますね。

なんか、コーヒーの求道者ってよく言われますね。笑

だから、コーヒーマニアの方もよくいらっしゃるお店になりましたし、

コーヒーそんなに詳しくないっていう人もいらっしゃるけど、興味をもって色々聞いて頂けると、楽しく深めてもらえているなと思えていますね。

 

―続いて、内装に関しては元々どう考えていましたか?

 

最初イワキスタイルさんには、ガラス・木目みたいな感じで素材感だけをお伝えしたんですね。

 

―そうでしたね。

 

それを言っただけで、ほぼこの形になったので、その後ここをこうしてなんて言った記憶がないですよね。

 

―そうでしたね。

厨房内のことはいろいろとやり取りしましたね。

 

そうですね。高さとか、配置とかはいろいろ話しましたね。

でもそれ以外には何も言ってないですね。

 

―仕上がりはいかがですか?

 

もう、大変満足しております。



―ありがとうございます。ご来店されるお客様の評判はいかがですか?

 

もうやっぱり、すごいおしゃれとか、キレイとかいってもらえますんでね。

何よりよく言われるのが、トイレがおしゃれとか、トイレがきれいとか言ってもらえるんですよね。



―へぇ、そうですか。

 

かなりビックリしたのが、トイレを見ただけで、「ココ、イワキスタイルさんでしましたか?」って言われたんですよね。

 

―えぇ本当ですか?!

 

「このトイレの作りはイワキスタイルさんだと確信しました」って言われました。笑

 

―えぇっと、それは、同業っぽいですね。笑

 

そうですかね。まぁ他の方にも喜んでもらえています。

 

―本当にありがとうございます。

お店づくりで一番難しい、と感じられた点はどうですか?

やはり厨房の配置ですか?

 

うーん、やっぱりそうですね。

実物で動いてみてテストして決められるわけじゃないので、

自宅でテープなんかを貼って、こんな感じかなぁとか色々やりましたけど、家では同じ広さはとれないので、悩むところでしたね。

 

―なるほど。確かにおひとりでされるので綿密さが重要ですしね。

 

でも働いてみて、動きが無理っていうのはなかったですね。デザインは本当に満足していますし。

 

―ありがとうございます。

それでは営業初めて一年半となりましたが、運営の方はいかがですか?

 

もちろん、満足っていう程ではないんですが、

コーヒーの専門ということで、常連さんもついてくれています。

驚きなのは、かなり遠方の方が多くいらっしゃるということですね。東京や神戸なんかから目指してきていただいている。

なので、そんなにしょっちゅうは難しいんですけど笑

ご近所の方にも利用してもらっていますけど、もっと増えて行ってもらいたいですね。

後は、学生さんや海外の方も増えてきてますんで、そういう方にもサービスを注力していきたいですね。

コーヒーの事、色々と聞きたい若い方やビギナーなんですっていう方が多いので、そういう方にもっと魅力を伝えていきたいですね。

 

―やはりコーヒーに奉仕されていますね笑

 

そうですね、軽く布教活動のような感じで笑。

でも本当に広まってほしいですね。



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Caffe Epicaの特徴は、豆を選び、エスプレッソ、ハンドドリップ、サイフォン、フレンチプレスと様々な方法で抽出してコーヒーをいただけることです。

そして扱う豆である「スペシャルティコーヒー」は厳しい審査の基、選び抜かれた最高品種の豆です。

その本当の美味しさ、特別さを知っているオーナーの原田様は、その魅力を最大で抽出するために未だに努力を惜しみません。

それでもマニアに向かうのではなく、より多くのその魅力を知らない人へ向けていらっしゃいます。

それは、コーヒーのため。かかわる人のため。

そんな原田様はきっと永く本当においしいコーヒーを提供し続けられることでしょう。

 

わいんばーりゅうちゃん

2018.04.30

2015年に京都西桐院綾小路にオープンした「わいんばーりゅうちゃん」オーナーの金子竜介様に、ご自身のキャリアや今のお店に対する思いをお伺いしてまいりました。

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金子竜介様

高校卒業後、専門学校を経て航海士として仕事をスタートしていたが、

その後、飲食業に興味を持ち転職。

京都寺町今出川のイタリアンレストランで料理人として修業を積み、

その後ソムリエに転身。

2015年にわいんばーりゅうちゃんをオープン



―元々航海士としてお仕事をされていた中で、なんでまた飲食の方向にシフトされたのですか

もちろん航海士の仕事がそれなりに辛くて辞めたいっていうのは、ありましたけど笑

陸に上がりたいというか。

でも、さて何やるかって考えたときに、船乗りって船の中では交代制で料理を作らないといけないんですね。そんなのやってて、楽しいなっていうのもありましたね。

それで、調理師専門学校に入りました。

―それからイタリアンのお店に就職されたんですね。それは、周りの新人に比べると時期は遅いですね。

そうですね。26でしたから。

―いかがでしたか?職が船乗りからレストランに代わって。

それは、もう最初はキツイし、給料も安いし。休みもないし。

特に僕の場合は出来が悪かったのでね。未だに、当時のシェフもマダムも一番怒ったスタッフだと言われますよ。でも、そこで、8年?くらい働きました。

その後、8か月フランスのブルゴーニュに遊びにいっていたんですね。



―遊びに、8か月っていうのは、長いですね。

まぁ一応ワインの産地なので、色々見たりしました。

―やはりイタリアンで仕事する中でワインにのめり込んでいったんですか?

元々は料理人としてお店には入ったんですよね?

まぁそうですね。はじめはコックで入ってるんでね。

でもまぁ僕は出来が悪かったんでね笑、下の子がめっちゃできる子だったので、すぐに追い越されたりしましたしね。

そんなこともあって、どうしようかってのもあって。あと、ホールに出されたしね。

そんな中でワインの事も好きだし、ソムリエの試験でも受けてみようかっていうので、受けて、それで、ソムリエになりました。まぁ料理の仕込みなんかは手伝っていましたが。

―その後、自身のお店を開きたいとなったのはどういったお気持ちの変化がありましたか?

それは、元々働いていたお店のシェフが従業員にはそういう風に伝えていたんですね。

飲食で働くならいずれは自分のお店を持つべきだと。

だから他の従業員もそうしているし、僕自身もそう思っていましたね。

―なるほど。

実際具体的に自分でやるとなると、料理人として働いている期間よりもソムリエの期間が長くなっているので、ワインバーを開くというのは、金子さんにとっては自然な流れなんですか?

うん、形としてはね。

―でもワインバーとしても特色はありますよね。

店名は「わいんばー りゅうちゃん」で、気軽に、底抜けに気軽な雰囲気ですよね

 

うん、まぁ横文字で読めないのもあれだなっていうのもありましたし、

覚えてもらいやすい名前っていうのもありますし、

僕自身が、レストランであってもそこまで堅苦しいサービスを前のお店でもしてこなかった。

そういう感じもあって、気軽さに振り切ったんですよね。僕自身がやりやすいようにしましたね。

だからワインに対しても特にこだわりを持たずしています。

でも試飲会で自分が飲んだものだけをそろえていますね。

他人にどれだけ進められても、自分が飲まないと入れないです。

自分のわかる範囲でお店を作っていますね。

―なるほど、それでもワインのニュアンスは絞られてきたりしますか?

まぁそうかもしれませんね笑 ある程度ばらけるようにとは意識してますけど。

でもまぁ特色がわかりやすいものを選んでいるとは思います。

お客様にも伝わりやすいもの。ワインを追求すると細かいディテールを求めるものを選びがちになりますけど、できるだけそうはしないようにとは思っていますね。

―そうですか。そういう意味では、わいんばーりゅうちゃんのお客様の層はどんな感じですか?ワインに小うるさい人なんかもいらっしゃいますか?

いないです。あの看板のお店にそんな人来ないですよ笑



―やっぱりそうですか笑

そうですね。看板と同じじゃないですか。いい意味で、緩い感じで来てもらえているっていうか。なんならワイン飲まない人もいますよ。

あの看板のニュアンスと同じ人が来てくれていますね

―看板と同じっていいですね。 確かに僕らもそのつもりで作りました。金子さんとお会いして、金子さんのお店になるようにロゴを作りましたね。



看板は、本当に考えてくれた方に感謝ですね。いいの作ってくれたなぁって。うまいなぁって思いました。

―僕も、あれができたときは、キタって思いましたね。

そうですよね。あれは、うまいことニュアンスが伝わりますよね。

いろんなお店にショップカードを置かせていただいていますけど、すごくなくなるの早いらしいですよ。

―いい意味で、緩さも表してますよね。

そうそう、緩さね。

それでも「わいんばー」っていう文字をつけるのは本当に意味がありましたね。

少なくとも皆さんお酒を頼んでいただける。料理だけって方はいないですね。

そこはすごく助かってますね

―なるほど。内装についてもお客様の反応はいかがですか?

そうですね。カウンターバックの棚の見せ方は、みんな褒めてくれはりますね。



―ありがとうございます。結構、光り方のテストなんかも色々しましたね。

インパクトがあるみたいで。グラスがグワーッとならんでるのは、いいみたいですね。

―ちなみにどんな事があって、イワキスタイルを選んでいただいた感じですかね。

それは、一番は、伏見のエノテカC.d.Gさんに行ったことですかね。

―そうでしたね。

 その感じがいいなぁっていうのはありましたね。

まぁ物件違うんで、違いもありますけど、よかったんですね

―ありがとうございます。

2年たちましたけど、お店の運営は変わってきましたか?

やることは変わってきましたね。

ワインバーっていって始めたんで、料理はそんなにしないって思っていたんですけど、

なんだかんだ色々できるし、お客さんも頼んでいただけるんで、そんなことでどんどん増えてきましたね。

火口2つしかないのにね笑



―確かに、すごいメニューの量ですね



そう、厨房のスペース的にはかなり厳しいですねけどね笑

―メニューもう少し限定してっていうのは、無いんですか?

うん、そう思ってるつもりなんですけど、ドンドン増えてますよね笑

まぁ自分もやりたいしね

だから、料理ずっと作ってたらお話できないんで、お話したい常連さんには、「ワインバーじゃないの?」「ダイニングバー?やん」みたいなことは言われたりしますけど笑

おおむね喜んでいただいておりますね

ワインはご飯出したほうが、たくさん飲んでいただけますしね。

 

―そうですね。最後になりますけど、今後の展望をお伺いできますか?

展望って大げさなビジョンはないですけど、

今の感じでやっていけるのであればベストですね。

初めの一年以上、正直苦しかったですし、色々試行錯誤しました。

それをやって、今常連さんも増えてきたし、喜んでいただいています。

一生懸命頑張って、新しいこと考えたり、新たな集客の方法も考えて、

その上で、今の感じのお店を続けていくことが大事ですよね。

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金子様は、自分のわかる範囲のこと、自分の思う良いこと、そしてやりたいことを「わいんばーりゅうちゃん」では実践をされています。それは、無理なく営業するということに聞こえる反面、他人の拘りや流行に流されないという意味で、簡単なことではないと思います。

今、自身の思う形に近づいた(なった)りゅうちゃんは、これからも「一生懸命」「頑張って」自分の思ういい意味で「緩い」りゅうちゃんを続けていかれることと思います。

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