京都 店舗設計・施工、デザイン:イワキスタイル

お客様の声

PIZZERIA LUGARÀ

2018.10.01

2018年8月にオープンした京都・嵐山のピッツェリア「LUGARA」様のオーナーのルガラ舞美様に、お二人の出会いやお店を開くきっかけ等々、ざっくばらんに楽しくお伺いしてまいりました。

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-お二人はオーストラリアで出会われたと伺っていますが、それはお仕事で?

いえ、流行りのワーキングホリデーですね(笑

-それがどれくらい前?

2013年なんで約5年前ですね。

-そこからお二人で日本に来られた、と。

そうです。

みんなが5年とか10年掛けてやることを3ヶ月ぐらいでやった、って感じです(笑

私が日本に帰る2ヶ月前に出会って付き合ってしまったんですが、日本に帰るって言って帰ったら「僕も日本に行く」って言い出して(笑

でも僕も行くって言われても、観光ならまだしも学生ビザで日本に一緒に住むって言い出して。

学生ビザで一緒に住むのは、今の私には少し荷が重いなぁ、と。

-(笑

荷が重いですか?

学生ビザだと1日4時間しか働けないんです。

仮に時給1,000円だとして4時間働いて、1日4,000円でどうやって暮らしていくんだ、って。

だから日本は学生ビザで気楽に暮らせる国ではないんだよって事を彼に伝えたら、日本に住むなら婚姻ビザが一番手っ取り早いんで結婚しよう、ってなりました。

-それは…全くロマンチックな話ではありませんでしたね(笑

で、お恥ずかしい話なんですが、婚姻ビザ取りに行こうって動き出した時につわりもはじまり(笑

-(笑

そこからピザに繋がったのは、元々旦那さんがイタリアでやってらっしゃったとか?

いえ、彼はイタリアでは元々ガーデナー、いわゆる庭師さんなんです。

でもオーストラリアにいたときにイタリア人ネットワークで仕事を探していたらピザ屋さんで働くことになって、そこではじめてピザを触ることになったんですがそこからハマったみたいで。

2年オーストラリアにいたんですが、その間ずっとピザ屋さんで働いていました。



-そうなんですね。

割とセンスがあったのかキレイに焼くのは得意だったみたいです。

で日本に来た時にたまたまゴイチピザさん(京都烏丸高辻近くピザ屋さん)の前を通ったら求人の張り紙がしてあって、「すいません、イタリア人なんですけど、観光ビザしか無いですけど。でも日本に住みたくて婚姻ビザの用意中で。いつビザ取れるかまだ分からないし日本語も話せないです、でも働きたいです。」って言ったら「あぁ全然いいよ」って(笑

すごく理解のあるお店さんだったんで良かったです。

-それは、本当に素晴らしい方に出会われて。それまでにも何件か回られたんですか?

そうですね、色々回ったんですがどこも履歴書を求めて来られて、そういったところは全部断られちゃいました。

で、そこから3年ゴイチピザさんで働くことになって、ピザ職人としての自信もついてきたら自分のお店を持ちたいって言い出して。

-なるほど。それは驚かれたでしょう。

実は、私も元々ずっと飲食で働いてたので、いずれ自分のお店を、って思ったことがあったんです。

何か調理に関して抜き出た何かを持っていたわけでもないんで、私何屋さんしよう、何屋さんなら出来るんやろ、って思いながらオーストラリアで働いてて。

そしたらピザ職人が手に入ったんで(笑

-(笑

それからIWAKI STYLEにお声掛けいただいたきっかけは?

私の周りのお店をやっている人は、知り合いにお願いしている人が多くて。

私もそれで良かったのかもしれないんですが、何の気なしにネットで「京都 いいテナント 工務店」って打ったらIWAKIさんが出てきて、HP見て早速電話してみて、って流れですね。

自分達に資金がたくさんあるわけでは無いから、一緒の目線に立って相談に乗ってくれたらなぁなんて思ってたら、それがハッキリとwebに書いてあったことが1番の理由ですね。

-その後、裏切りはなかったですか?(笑

無かったです(笑

岩城さんは、こっちの疑問や相談にもハッキリ答えてもらえるんで、「もう岩城さんにお店やってもらって、私ら雇ってもらった方がいいんじゃないか?」って(笑

それダサいぞって思ったら「それはダサい」ってそのまま言って下さるんで、でも全然イヤな感じには思わなかったです。

 

私たちもこんな感じでやりたいってボヤっとしてても、いざプロの人に仕事してもらおうと思っても全然まとまってなくて。

岩城さんから見たら「こっちはこうして、あっちにこのテイストが入ったら、ぐちゃぐちゃやで?」みたいなのがたくさんあったと思いますが、上手いことまとめてもらったんで良かったです。



 



-ありがとうございます。

ではお店を作っていく中でこのタイミングは凄く楽しかったなど、特に印象に残っているシーンなどありますか?

正直しんどい事ばっかりでした、彼は楽しそうにしてましたけど(笑

やらないといけない事は山ほどあるのに、お店に来るとだんだん出来上がってるから「あ、出来てしまう」っていう焦りの気持ちの方が大きかったです。

でも彼は横でのんきに「僕の店が出来てきてるなぁ~」みたいな(笑

-(笑

どちらかと言えば私は奥さんの方に共感しますね。でも良いバランスの関係ですね。

はじめてキッチンに入った時に「あぁ、もう逃げられない」って正直思いました(笑

-まだオープンして間もないですが、内装の評判などはいかがですか?

みんなオシャレやな~って褒めてくれます。

自分でデザインしたの?ってよく聞かれますけど、イメージは持ってたけどカタチにしたんは全部工務店だ、って答えてます(笑



-ありがとうございます。今の所お客さんの層としては?

7、8割は観光の外国の方ですね。

びっくりするぐらいヨーロッパの方が多いです。

-それは想定通りですか?

そうですね、外国の方が多いだろうなぁとは思っていました。

渡月橋のあたりは外国人観光客ばかりですけど、ここって少し入って来ないといけないんですけど、離れたところからでも旗とか看板が見えるから来るみたいです。



-なるほど。もう日本食飽きたぞ、みたいな観光の方なんでしょうね(笑

そうそう、甘いものいっぱい食べてきたから塩っ気求めていらっしゃいます。

-今後どんな感じのお店にしていきたいですか?

嵐山にあるピザ屋さんとして、ここにずっと永くいたいです。

そうなるとやっぱり地元の方にも大事にしてもらわないと、とは思っています。

 

確かに彼は日本語もそんなに上手く話せないし、私も特別何か取り柄があるわけでもない、でもそんな私たちを受け入れてもらうしかないです。

 

あそこのお店は外国からのお客さんがいっぱいいて、店員も日本語話せない外国人がいて、そう思ったら小さい子供がウロウロしてる時間もある。

そういうありのままの、ユルい感じは、そのまま地元の人に知ってもらいたいですね。

そして、ピザは抜群に美味しいよ!って。

出来るだけ関わる人たちみんながイヤな思いしない店になれたらいいなぁって思います。



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京都の嵐山という場所は、観光地として有名で、メインの通りは観光客でごった返しています。

その道を住宅地へ向かった、観光地と住宅地のちょうど境目くらいにルガラさんはあります。

そこでオープンした本格派のピッツェリアであるルガラさんは、内装も京都の観光地のそれとは違ったものです。

奥様の地元である嵐山に腰を据えて、永く営業を続けるためのプラットフォームであり、日常の延長線上のような空気感でお客様をお出迎えされています。

少し変わってて面白い、そして力の入りすぎていない空間、地元の方にもきっと永く愛されるお店になることでしょう。

 

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