京都 店舗設計・施工、デザイン:イワキスタイル

お客様の声

CHILL OUT BARBER & REFLE

2018.10.13

2018年4月20日、京都の川端二条に理容店「CHILL OUT BARBER & REFLE」が新たにオープンしました。

田尻満様(兄)、譲様(弟)のご兄弟で始められたこのお店ですが、お二方の遍歴や理容室+リフレという業態で始められた経緯などについてお伺いしてきました。

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―まず、お二人は、お店を開かれる前はどのようなお仕事を?

田尻譲(以下、譲)私たちの実家の滋賀から、18歳で専門学校に通うために京都に出てきました。 私は美容の専門学校で、兄は理容、いわゆる散髪屋の専門学校に行ってます。

それから、私は、京都の美容室に努めて、23,4歳ごろまで勤めたでしょうか、一旦そこで美容師を挫折しまして。

―そこでこの業界を離れられた、と。それはまたどうして…

譲 この業界、25歳ぐらいまでにこのまま続けるか、とか考える人が多いです。

その時の私は、そのまま続けられなかったですね(笑

それからは、アルバイトをしたり、クラブに行ったり、よく言えば自分探しですね(笑

その時に友人から「お前こんなんじゃアカンやろ」と言われて、またこの業界に戻ってきたのが27歳頃ですね。

―なるほど、19歳から仕事をしていたらそういう時期ってありますね。

お兄さんは、理容師としてキャリアをはじめられたわけですね。



田尻満(以下、満)ええ、私は卒業後に散髪屋さんを2軒、美容室1軒経験したんですが、その間約20年程でしょうか、何度も独立が頭をよぎりはしました。

周りも実際30代頃で独立する人が多くなってきますし。

でも私自身独立にそこまで魅力を感じなかったんですよね。

成功する人もいれば失敗する人もいて、前勤めてたところも結構自由にやらせてくれていて。

それなりに楽しく生活も送れて、それなりに仕事にやりがいもあって。

そうこうしていると、弟が30代半ばの時で、私が40代入ってから病気をして共に長期間休まなくてはいけない事情が重なりまして。

この業界なかなかシビアですので、休んでしまった分も何か補填があるわけでもなく、「あぁ、ぼちぼちこれは自分でやらないとな」と思い出したのが去年頃でしょうか。

―そうなんですね。色々紆余曲折あってはじめられたんですね。

 この時特に何かを決めていたわけでは無かったのですが、さぁお店を出そうと思っても普通30代ぐらいで自分のお店を出す人が多い中、自分達は10年遅れているわけですよ。

譲 だいたい美容師さんが自分のお店を持つのは遅くとも33~34歳ぐらいですからね。

満 その時は美容室に勤めていたのですが、今から美容室を持つにもこの競争率の高い中でどうなの?って思った時に、僕には理容師免許という人とは違った個性があったので散髪屋でやってみようかな、と。



譲 サッカー選手や有名人が7:3で刈り上げ+ヒゲみたいなのが世界的に流行り出していた時期でもあって。

アメリカンバーバー・ブリティッシュバーバーっていう、こんな白衣着たスタイル自体は世界的にはスタンダードですし。

だからこのお店も理容室で登録しているんで美容師さんは働けないです。

―美容師・理容師の違いは顔を剃れるかどうかですよね?

満 そうそう。

それぐらいの違いなんですけど、法的に決まっているんで美容師さんはダメです。

譲 だから僕は美容師じゃなくてリラクゼーションのセラピストとしてここにいます。

今は本当にお客さんの髪は切らないです。

満 でもそっちの方がいいですよね。

2人で同じことするとモメるんで(笑

―そうですか(笑



譲 何かコンセプト、例えば散髪屋さんでリラクゼーション出来ますよってあんまり聞かないと思うんですよ。

―全く聞かないですね。リラクゼーションって言うとやっぱり女性のイメージがありますし。

 そうですよね。

この前の通りだけでも川端通から東大路通まで7~8件ぐらい美容室が並んでいます。

そんな中で新しくやろうってなったら、お互い違うことが出来る事が結果的に都合良かったですね。

―実際にお店を開くとなってからはどのような流れでしたか?

満 去年の12月ぐらいにお店を出したいなと思っていたのですが、じゃあどうやったらお金を借りれるの?とかもう全く分からなくって。

とりあえず独立支援とかやってるコンサルに相談しに行って筋道たててもらって、事業計画書とか書けるようになってこれでお金は何とかなるかも?って思った頃にIWAKIさんに連絡させてもらいました。

―そうですね、あの頃は物件候補も今とは違う場所でしたね。

満 あの頃は借りれるかも?ってだけで本当に何も決まってはいないですからね。

結局借りれるようになったのが今年の1月、お店のオープンが4月ですから凄い早いですよね、IWAKIさんにはだいぶ頑張ってもらいました。

―キレイに使っていただいてありがとうございます。

譲 この辺り外国の旅行者の人通りが結構多くて、そういった方から褒めてもらえるんですよ。

もちろん日本人のお客さんからもですが。

―そうなんですか?

譲 この前もたまたまお店の前に出てたら、少し年配の欧米系の外国人の方が写真撮ってもいいですか?って声掛けてくださって。

―へぇ、それは私も凄い嬉しいです!

満 写真撮らせて、はホント凄く多いですよ。

外国人の若い子とか特に。



譲 そんな海外の方がお客さんとしても来てくれることが多くて予想外だったんですが、我々全く英語が話せないって言う(笑

―笑)

でも何となくで伝わるんじゃないですか?

譲 ええ、何となくで通じるんですが、ほらこのお店店名にCHILLOUTってついてるじゃないですか?

CHILLOUTって「くつろぐ」とかって言う意味なんですが、このお店のロゴも外国のバーバーのアイコンをもじって作ってて。

見た目そんな感じのお店なんで「英語ぐらい通じるやろ」って思われちゃいますよね(笑

―笑)

続いて内装のコンセプトについてですが、このお店のスタイルは好みによるところが大きい?

満 そうですね、元々そういう音楽が好きで、流行りというより好みの部分が大半ですね。

ミッドセンチュリーと言うか、ちょっと古めかしい感じのアメリカンバーバーでと言ったイメージは自分の中で固まってましたね。

でもこう言うのは簡単ですが、カタチにするのは難しいですよね。

イメージの共有というか。

譲 今回も打ち合わせとなると3回ぐらいだったでしょうか?

正直「大丈夫か?」とは思いましたね(笑

―確かにイメージの共有は難しいことが多いですね。

満 でも向山さんにテナント選びから同行してもらったりと尽力してもらいました。

譲 例えばここの目隠しのついたてはこんな風にやりたいってイメージはあったんですが、じゃあ高さは?幅は?ってなると…そんなところまで考えてないですよ(笑

ええ風にしてくれと(笑



―ええ風になりましたか?(笑

譲 そうですね、いい感じになって良かったです。

結果的に良かったですけど、イメージを相手に伝えるのは難しかったです。

入り口も最初は木の枠で、下を隠して、ってやりたかったんですが、予算の兼ね合いで難しくて。

でもじゃあ既存を活かしてこんな風にやろうって提案してもらえて良かったです。

満 この入口凄い評判いいんですよ。

―実際海外のバーバーも店内白黒だけど、外観だけはしっかり色決まってるお店も多いですよね。

譲 そうですね、京都って顔を差すって部分で、気にする傾向ありそうなので、あんまり外から見えやすいのってどうかな?って思っていたんですが、日中は外から見えづらいですし、結果的に凄い良かったです。以前勤めていたところも、入り口のガラスにはすりガラスだったり絶対目隠しがあるんですよね。

だから大丈夫かと思ってたんですが、プロの意見はちゃんと聞くべきですね。

これだけ大きいガラスがあるならそれを活かしたほうがいいってご提案いただけたのはその通りでしたね。



―そうですね、憂慮をクリアしながらも活かす方法が絶対あるはずなんで。

まだオープンして数ヶ月ではありますが来られるお客さんはどうですか?

満 僕は以前のお客さんが来てくれている部分が大きいですが、

さっきも言った外国人のお客さんが、思っている以上に来てくれています。

―そんなにですか?それって売上に貢献しているレベルで来てくれている?

満 そうですね。

もちろん顧客にはならないですけど、すごいありがたいです。

―それ以外で日本人の新規のお客さんって言うと?

満 まずは学生さんでしょうか。

京大が近くにあるんで医学部の学生さんとか。

京都に来てすぐなんです、って学生さんが多いです。

譲 学生さんに限らず、新規のお客さんは最近この辺に越してきたんです、って方が多いです。

特に地元の方は行きつけの美容室がありますから、顔もあるし、なかなか余所の美容室に行こうって思われないですよね。

満 お隣の酒屋さんが長い間ここで商売されていて、私らもお世話になること多いんですが、この辺りの人を相手に初めから商売したらアカンよ、とはよく言われます。

ここに外から来てもらえるような集客を考えると言い換えてもいいでしょうか。

譲 ここにこういう店があるって、まずは認知してもらうのは凄く大きいと思います。

認知してもらうっていうところで、お隣の酒屋さんにもまずは2年は頑張らないと、とは言われます。

京都は特に認知してもらって、じゃあ来てもらうってなると、それぐらいの年数は必要だったりするので。

なので写真も好きなだけ撮ってくれ、って感じですね(笑



―インスタ映え、ってやつですね(笑

譲 ええ、そうですね(笑

あとは、今自分のお店出そうとしている若い子が、こういう刈り上げのいわゆる散髪スタイルを習いに散髪屋に来る事が増えているそうです。

普通に美容室スタイルでやるだけじゃなくて、何かに特化しないと、思うみたいです。

―私も今増えている理容室のスタイルは、これから流行っていう枠から外れてしっかり定着していくものなんだろうなって思いますけどね。

満 そうですね。流行りを追いかけるって言うと、私としては男性ってある程度の年になると自分のスタイルを作る方向にいくと思うんですよ。

いつまでも若くいられるわけないんで。

そのスタイルっていうのが散髪屋の技術に合っているのかなとは思っています。

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美容業界では現在バーバースタイルの新しいお店が広がっています。

バーバースタイルに期待する大きな部分としては確かな技術とブレないスタイルがあるのか。

遅咲きのお店である「CHILL OUT」には、その両方が備わり、さらに満足を高めるリラクゼーションのサービスが整っています。ただの流行を追いかけるのではない、独自のスタイルと他にはないサービスは、きっと永くその地で発展されていくことでしょう。

 

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