京都 店舗設計・施工、デザイン:イワキスタイル

お客様の声

ぶどうの蔵 vinfin

2018.11.17

京都祇園の地で永く営まれているワインバー「ぶどうの蔵 vinfin」は、2015年6月に今の地に移転されました。

IWAKI STYLEではその際に施工を担当させていただいたのですが、あれから3年経った2018年、オーナーの今村竜輔様にお話をお伺いして参りました。

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-移転されるとのことでお声掛けいただきましたが、はじめにその辺りの経緯をお伺いしたいと思います。

お店自体は20年ほど続けており、以前のお店(祇園縄手通り沿いのビル2F)では、店主として12~3年ほどやらせてもらったでしょうか。

建物自体がかなり老朽化していて、オーナーさんがもう取り壊したいと言うことで移転することにしました。

ポジティブに表現すれば建物の老朽化に伴って新しい物件探していたら景色のいい所見つけた。ネガティブに言えばオーナーさんに追い出された、でしょうか(笑

-せっかく固定のお客さんもついていた所で引っ越しとなると大変だったのでは?

そうですね。

800m離れてもお客さんのリターンが減るなんてデータもあるようですが、そんな事言いだしても仕方がないので。

20年近く使い続けた什器もたくさんあってほとんどこっちに持ってきましたが。

ワインセラーの動力なんかはかなりダメージを受けていたと思います。

これは移転に伴って新しいものにしましたが、今年(2018は酷暑なんて言葉が生まれました)の夏はかなり暑かったので、以前の動力で乗り切れたか?と考えると、結果的には移転して良かったのかな、と今は思っています。

一番大事な材料に被害が無くて良かった、と前向きに捉えようかなと思います。

-なるほど、そうですね。

IWAKI STYLEにお声掛け頂いた経緯は?

きっかけは厨房機器のメーカーさんのご紹介ですが、もう1社別のところにも声は掛けていました。

決め手はなんだろうな。

色々あるのですが、担当の佐久間くんの存在は大きかったと思いますね。

彼のセンスは嫌いじゃなかったし、もう1社の担当さんと比べてどっちにものづくりをお願いしたいか?って考えたら佐久間くんだなって。

佐久間くんは予算オーバーした見積り金額だったけど、もう1社さんは予算内。

でもひとつひとつの仕事の仕方みたいなところで決めたかな、と思います。

会社というより担当で決めた部分は大きいかなと思います、まぁ細かい所挙げれば言いたいことはいっぱいあるけどね(笑

-ありがとうございます。

カウンター天板をどうするかは佐久間も苦心させていただいた部分かと思いますが、どんな提案がありましたか。

新品に変えてはどうかって案もあって、実際伏見の天板屋まで見に行ったんですが、長さは大丈夫でもこの厚みのものがなかなか無くて。

材料買ってこれぐらいに加工しようとしたら、時間も予算も全然足りなかったと思います。

ただお店のコンセプトが新しいものをハイブリッドに変えていこうってものではありませんので。

いいものであれば古くても愛でていこう、大切にしようって考えではあります。

そういう意味では、以前のお店から持って来られなかったものも一部あったのは残念ですね。

今までの既存のお客様が持つお店へのイメージを、コンティニューしてもらいたい気持ちがあるので。

それこそカウンター天板の色合いなんかは他所ではなかなか無いと思いますので、例えばSNSでこの天板だけアップされていてもウチだと分かってもらえると思います。

これをもって看板の色合いなんかもイメージしているんで、大事な部分かなと思います。

 

▼旧店舗



 

▼新店舗



 

-移転の中で以前の店舗より引き続き、って部分では最大限お手伝いさせてもらえたのかなとは思っております。

最大限の事をやってもらったイメージはあります。

でもお店は完成しないものだとも思ってます。

僕がお店ヤメるか、佐久間くんが会社クビになるか、まで続いていくのじゃないかな?(笑

-それは、そうかも知れませんね。

担当の佐久間とのやり取りの中で何か印象的なことがありますか?

彼のセンスの部分の話になりますが、人って見たこと無いものや経験したことないものって、表現をできないもののだと僕は思っています。

例えば僕たちサービスマンも、良いサービスを何となく想像するのではなく、自分たちでお金払って食べに行き、諸先輩方のされていることを真似する形でフィーチャーしていくものなのだと思います。

想像ではあるけど、そういう意味で佐久間くんは今までたくさん良いものを見て勉強してきたのではないかと思います。

それは建築に限らず彼が普段身につけているものだったり、人に対しての振る舞いであったりとか。

あと印象的なのは御社の職人さん達で、う~ん、って首かしげるような人は一人もいないことですね。

天板の色を塗ってもらった際、乾ききるか微妙なタイミングに遠方のお客さんから何とか、ってお願いがあったので、フライングでお店開けることになったのですが。

やっぱり乾ききってなくて天板に手垢みたいなのが付いてしまったことがありました。

佐久間くんにも見てもらって塗り直そうってなったのですが、塗りの職人さんもひとつ職人的な意識を持って仕事に取り組んでいるんだと思えるような対応で、それも良かったかなと思います。



-ありがとうございます。

でも、重要なことだと思います。

出入りする業者さんに、こっちが缶コーヒーぐらい持っていこうかなって思わせてくれるような人達が入ってないと。

やっぱり心配ですしね。

-直接、伝えておきます(笑

新しいお店になって、以前のお客様からの反応はいかがでしたか。

まず、第一印象は外の景色が見える部分を挙げられますね。

前のお店から持ってきている以前の雰囲気もありつつ、新しいお店である事によってキレイになっている部分もあって、印象は変わっていると思います。

いわゆる蔵の部分で、悪く表現すればホコリっぽいようなイメージが清潔になったので、ここは現代的になって良かった部分かなと思います。

-以前のお店で20年されていた中で培ったお客様にもついて来ていただいていますか?

既存の常連さんが中心ではあります。

けれども時代の部分でもありますが、ネットで見て、来て頂いた新規のお客様ももちろんあります。

だからワインを好む方にはいずれ巡り合うのだろう、と思っています。

ワインを好む方には、既に出会っていると錯覚してしまうような事もありますが、ここ数ヶ月を切り取ってもワイン好きな方との新しい出会いもあります。

ただ経営者としては問題あるかもしれませんが「待つビジネス」だという風にも認識していて、思い切って発信して誰でもが来てもらえるようなお店に、ということでは無いのかなとも思っています。

こちらも厳選したものを取り扱っていますので、厳選されたものを求めているお客様に来ていただきたい、というのはあります。



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