プライベートエステサロンの計画。
エステ空間ではあるがありきたりな白い空間ではないものをというオーナー様の要望が第一にあった
テナントは、幾度となく改装が繰り返されたであろう痕跡が残る古い空間だったので、その空間の持つ古さを経年変化の良さとしてとらえ意匠に組み込んだ
壁面から飛び出ている基礎の段差は床材を貼り上げ腰壁とすることで包まれるような安定感を
壁面にのこる塗料で塗りつぶされそうになっているコンセントやLAN類はそのまま塗り重ねることで壁面のアクセントに
要素を最小限に、もともと空間にあった細かな揺らぎや古さの要素をそのまま生かすことでオーナー様の求めるエステらしくない感じを表現した